ANZIトップ・クラブ奉仕アワードの次の最終候補は、ニュージーランド、202E地区のオックスフォード&地区ライオンズクラブです。この奉仕事業はもともと、新型コロナウイルス感染症防止のためのロックダウン期間中、援助を必要としている人たちに食料を届けることが目的でした。それらの食料の小包には、クリスマスシーズン中、必需品といっしょに、新ジャガイモのような特別品も入れられていました。あいにくロックダウン期間が延長されたことにより、事業の開始が遅れましたが、クラブはクリスマスに間に合うように成果を上げるという意欲を失わず、事業は2020年5月に始まりました。
食料を購入したり、寄付を募って食料を集めたりする代わりに、クラブのプロジェクト・マネージャーであるライオンのネビル・メージャー-ジョンストンさんは、自分の土地0.3エーカーをクラブの農園として利用できるようにしました。ライオンたちはジャガイモ、スイートコーン、ズッキーニを植えました。
10月に、8人のライオンと友人たちが、3時間足らずで6,000個のジャガイモの種芋を植え付けました
2020年9月の最初の1,400個のジャガイモの種芋の植え付けは、早霜を避けるために大きなカバーの下で手作業で行われました。10月に、8人のライオンと友人たちが、3時間足らずで6,000個の種芋を植え付けました。こうして540キロの種芋が手作業で植えられましたが、問題は、収穫期に収穫物をどのようにして配るかということでした。
クラブは Satisfy Food Rescue という名称の団体と連携しました。通常、Satisfyは地元の小売業者や生産者から出る余剰食品を再配布しています。Satisfyは慈善団体や地域社会と協力し、まだ使えるがゴミとして土に埋めるか家畜のえさになってしまう運命の食品が困窮している人々の元に届くことで、食品の無駄を減らせるようにしています。Satisfyは、週1回のペースで27の様々な受託者とグループに分配する活動の中枢としての役割を果たしています。
それらの受託者とグループは、各家庭への配達や地域への週替わりの食事の提供に参加することができます。オックスフォード&地区ライオンズクラブは、受益者のためだけに育てられた新鮮な食材をSatisfyに供給した最初の団体でした。2020年11月にクラブのリーダーたちがSatisfyのチームを農地に招いたところ、チームはそこで行われている取り組みに驚嘆しました。クラブはとうとう、ビート、ルバーブ、カボチャ、豆類などまで収穫できるようになっていたのです。
これは、手作業でのジャガイモやカボチャの植え付け、ズッキーニの草取り、毎日行うズッキーニの摘み取り、毎週行うジャガイモの掘り出しなど、多くの肉体労働を要した非常に集中的なクラブ事業でした。毎週およそ600~700キロのジャガイモと40キロのズッキーニが収穫時期を迎え、10~16人のライオンズとボランティアによって収穫されました。
生産物はすべてSatisfyによって重さが量られて記録され、総量がクラブに知らされました。これまでに、クラブは5,500キロを超えるジャガイモと400キロ以上のその他の農産物を寄付しています。350グラムの食事量に基づいて、ライオンズは15,413人の人々に食事を提供してきました。奉仕に投じられた時間はおよそ570時間です。
合わせて42,000人を超える読者を持つ二つの地元紙、Northern Outlook と Oxford Observer が、クラブの奉仕を特集したストーリーを掲載しました。2021年3月に、クラブは Food Secure North Canterbury から2021~2022年度の事業の継続を支援するための補助金を受け取りました。
新型コロナウイルス感染症防止のためのロックダウンにより、クラブは2020~2021年度中、どのような奉仕も行うことができませんでした。この事業に必要だったため毎週集まったことは、クラブのやる気と仲間意識を高め、長期にわたって離れていた後、安全に親睦を深める機会をライオンズに提供しました。
この事業は、彼らを自分たちがやり慣れていること-クラブを取り巻く地域社会を現金ではなく物と時間で支援すること-に引き戻しました。冬の数カ月は活動が減り、春に地域のニーズを見直して作物を改めて選ぶことになるでしょうが、クラブはその事業を継続的なものにする計画です。
私たちは、援助を必要としている人々に栄養のある食べ物を届ける独創的な方法を見つけたオックスフォード&地区ライオンズクラブ栄誉を称えたいと思います。クラブは、地元の食料慈善団体と連携してその援助の手を広げることができ、自分の土地を惜しみなく寄付したメンバーのおかげで、集まって毎週奉仕活動をするだけでなく、新型コロナウイルス感染症を防止するためのロックダウンの後、親睦も深める場を得ました。あなたのクラブが地域に食料を提供する準備ができているなら、国際協会の直接的食料支援奉仕事業プランナーをご覧ください!
他のANZIトップ・クラブ奉仕アワード最終候補の詳細については、先週のブログをご覧ください。そして来週は、もう一つの受賞クラブをお見逃しなく!
ライオンのキャロリン・ホールは、ライオンズクラブ国際協会グローバル・アクション・チームのフィールドスペシャリストで、主に会則地域7および8を担当しています。彼女はシカゴ・ウィンディ・シティ・ライオンズクラブのメンバーです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。