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LCIFと即位60周年記念トラスト、失明に至るトラコーマの根絶という使命を共有

Matthew Little 2018 年 11 月 27 日

ライオンズクラブ国際財団(LCIF)とのパートナーシップによってエリザベス女王即位60周年記念トラストは、ケニヤとウガンダ全域において、失明を引き起こす病気であるトラコーマの根絶に向け大きな前進を遂げることができています。トラストとLCIFは、回避可能な失明を世界から完全になくすという目標を共有しています。

トラコーマは、世界における感染性の失明の主因であり、一般に、清潔な水と医療へのアクセスが限られている地域で最もよく見られます。感染する度にまぶたの内側に瘢痕が形成され、それがいずれは瞼が内向きになる原因となります。まばたきをするごとに、まつげが眼の表面を擦り、角膜を傷つけます。治療をしないまま放置し、感染を繰り返すと、取り返しのつかない失明に至る可能性があります。

LCIFの協調性とその会員の…献身は…トラストの取り組みにインスピレーションを与えてくれます

2014年以降トラストはLCIFの援助を得て、ケニヤとウガンダ全域において、睫毛乱生症という病気がかなり進行している64,000人以上の人々に、視力を救う手術を提供してきました。私たちはこれまでに、これらの国で治療を必要としているすべての人々のうち85%に手を差し伸べたのです。このシンプルな手術を受けることで人々は仕事に復帰し、家族を養い、そのコミュニティで活気に満ちた生活を送ることができます。

One Patient

奉仕のパートナー

ライオンズとのパートナーシップが数多くのメリットをもたらし、トラコーマ根絶プログラムのインパクトを劇的に高めています。ライオンズのリーダーたちは世界中でトラコーマに対する認識を高め、さらなる支援を引き寄せてこの病気を完全に根絶する手助けをしています。

ケニヤとウガンダの現地ライオンズは、質の高い眼科医療を推進する、やる気満々の熱心な支援者たちです。現場で動いてくれるこのような熱心なライオンズは、トラストにとってかけがえのない存在です。

現地ライオンズは視力を救う手術を患者に提供するために必要な取り組みのあらゆる側面に関与しています。ライオンズはトラコーマがもたらす脅威について各地域社会に広く知らせることに重要な役割を果たしており、地元のラジオ番組にも出演し次に予定されているトラコーマ手術キャンプについて情報を流したりしています。それぞれの地域社会においてライオンズが持つつながりが、地域の助言者、宗教指導者、政府役人など、影響力のあるカギとなる人物とライオンズとの、手術キャンプについて認識を高めるための話し合いを可能にしています。

ライオンズは、人々が手術を受けられるよう、手術キャンプへの移動にも手を貸しています。ライオンズは行われている手術を観察し、その後自宅に戻った患者を訪れ、術後の結果と患者の回復状況を評価します。この総合的で個人的なアプローチは、手術を受ける患者に安心感と支援を与えるのに役立っています。

各地のライオンズが、進捗状況を確認し戦略を練る全国および地域レベルのトラコーマ対策計画会議に出席して貢献をしています。

Queen Elizabeth Diamond Jubilee Trust

LCIFの支援と現地ライオンズの献身のおかげで、ケニヤとウガンダの両国では、近い将来トラコーマを根絶するための取り組みが順調に進んでいます。エリザベス女王即位60周年記念トラストはこのパートナーシップを続け、失明に至るトラコーマの根絶においてライオンズが果たしてきた役割を祝うことを楽しみにしています。

トラストの最高責任者であるアストリッド・ボンフィールド博士はこう述べています。「ライオンズクラブ国際財団はエリザベス女王即位60周年記念トラストと力を合わせ、世界における感染性の失明の主因根絶に取り組んでくださっています。LCIFには失明予防に数十年もの経験があり、世界中の何百万もの人々に視力をもたらすことに驚くべき進歩を遂げてきました。LCIFの協調性とその会員の揺るぐことのない献身は、イギリス連邦中でトラストの取り組みにインスピレーションを与えてくれます」。

どのようにしてキャンペーン100が先頭に立って世界の感染性の失明根絶、回避可能な失明や視覚障害の削減、視覚障害者に奉仕することで全体的な生活の質改善に取り組むのかは、LCIF.org/BE100をご覧ください。


マシュー・リトルは、エリザベス女王即位60周年記念トラストのプログラム責任者。