- オーストラリア全土では、130万人以上の人々が糖尿病を患っており、さらに283人が毎日新たに糖尿病の診断を受けています。
- オーストラリアのライオンたちは、11月の世界糖尿病デーまでに、目標としていたオーストラリア大陸の外周(25,760km)を超える累計歩行距離を達成しました。
- 糖尿病の予防は、ライオンズ国際協会が五つの重点分野と位置づける奉仕活動の一つであり、ライオンズ・オーストラリアでは地域社会の人々に、とりわけ現在のコロナ禍で、アクティブなライフスタイルを維持することを奨励しています。
これほど多くの人たちがこのウォーキングイベントに参加して歩行距離を記録し、糖尿病への意識向上に貢献してくれたのは本当に嬉しいことです。
オーストラリア最大の奉仕団体であるライオンズ・オーストラリアは、二度にわたり「Lap the Map」イベントでオーストラリアの外周ウォーキングを成功させ、新型コロナ感染症が拡大する中で、糖尿病への認識向上とオーストラリア人の健康意識の啓発に貢献しました。
ここ数か月にわたり、オーストラリア中のライオンたちがお気に入りのウォーキングシューズを履いて、2021年11月14日の世界糖尿病デーまでにオーストラリア大陸の外周(25,760km)を超えるウォーキング累計総合距離を達成しようと努力。ライオンズ・オーストラリアの発表によれば、オーストラリア外周1周分の距離を達成したどころか、これまでに既に記録された距離を合わせると7周分(185,602km)を達成したことになります。
昨年キックオフした、地域の家族が皆で楽しめるこの「Lap the Map」ウォーキングキャンペーンは、オーストラリアにおける糖尿病の蔓延に対する人々の認識を高めています。新型コロナ感染症の感染拡大の中、大規模な地域イベントの開催は難しいものの、ライオンズ・オーストラリアは今年も「Lap the Map」キャンペーンを継続していく意気込みを見せ、既に堂々たる結果を生んでいます。
イベントの登録受付でスタンバイするバレンタイン・ライオンズクラブ(201N3地区)のライオンたち。
「新型コロナ感染症によって私たちの生活や仕事の仕方が変わり、運動や健康的なライフスタイルの重要性に焦点を当てるべき時は今を置いて他にありません」と、ライオンズのナショナル糖尿病コーディネーター、パット・ミルズ氏は話します。「これほど多くの人たちがこのウォーキングイベントに参加して歩行距離を記録し、糖尿病への意識向上に貢献してくれたのは本当に嬉しいことです。」
ショッピングセンターやジムでのイベントから、公園でのウォーキング、イベント参加者の糖尿病スクリーニング、そして医療専門家からの情報へのアクセスに至るまで、「Lap the Map」キャンペーンの一環として様々な種類のアクセスイベントが開かれました。
ミルズ氏はこう話しています。「オーストラリア全土のライオンズクラブから報告された歩行距離を総合すると185,602kmが達成され、この距離はまだ増え続けています。またイベントを通して14,000米ドルの寄付も集まり、これをライオンズ糖尿病啓発プログラムとオーストラリアのライオンズ財団に寄付します。今年の「Lap the Map」イベントに参加してくださったすべてのクラブとその地域社会に心から感謝します。
糖尿病は、心臓や血管、目、腎臓、神経、歯などに影響を及ぼす深刻な疾患につながる病気です。高所得国のほとんどで、糖尿病は心臓病や失明、腎不全、下肢切断を引き起こす第一の原因となっています。2045年までに、6億2900万人の成人がこの病気に冒されると予測されているのです。オーストラリア全土のライオンたちは、糖尿病予防の啓発の機会をより多く作るためにできる限りのことをしようと努力しています。」
早期の診断、最適な治療、そして効果的かつ継続的な支援体制や管理によって、糖尿病に起因する合併症のリスクを軽減することができます。また近年、オーストラリア全土のライオンズクラブでは、糖尿病への意識向上と、診断と治療に不可欠なより多くの研究を支える資金に重点を置いています。
「Lap the Map」イベントでカメラに向かってポーズをとるミッチャム・インスピランテ・ライオンズクラブ(201V5地区)のライオンたち。
70年前に最初のライオンズクラブが設立されて以来、オーストラリアのライオンズクラブはその規模と影響力において劇的な成長を遂げ、現在全土で1,300以上のクラブがそれぞれの地域社会で奉仕活動を繰り広げています。ライオンズクラブへの寄付金は、その100%がライオンズのプロジェクトに充てられています。
共に歩く、201V5地区ゾーン7、サウスバーモント&ボックスヒル・ライオンズクラブのメンバーたち。(前列にはMD201の糖尿病コーディネーターのPDGパット・ミルズとPIDトニー・ペンボウの姿も)
ライオンズ Lap the Mapイベントの写真は、ライオンズ Lap the Map Facebookページでご覧いただけます。
ライオンのSari-Elle Kraemerは、ライオンズ・オーストラリアのメンバーであり、ゾーン7委員長、クージー・ライオンズ共同会長、シドニー/ノーフォーク島地区ライオンズクラブPR担当役員を歴任しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。