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ルーマニアでのスペシャルオリンピックスにライオンズとレオが協力

ジェイミー・コーニグスフェルド 2019 年 02 月 25 日

ルーマニアでは、ライオンズとレオがスペシャルオリンピックスに協力し、誰もが参加できるこのスポーツ競技会の運営に携わってきた長い歴史があります。ライオンズクラブ国際財団(LCIF)とスペシャルオリンピックスが共同で展開している「ミッション・インクルージョン」プログラムによって、ライオンズとレオはスポーツを通じた社会参加活動の拡大を図っています。

ライオンズクエスト・プログラムには、スペシャルオリンピックスの参加者の人生や行動を前向きに変える力があります。私は本当にそう信じています

ライオンズとレオとLCIF
この競技会は、知的障害を持つ選手もそうでない選手も出場しますが、出場選手たちが自信をつけるだけにとどまらず、競技会に携わった者全員が、新たな気付きを得る機会となっています。スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人々も、有力なアスリートとして、地域社会の中で積極的に活動する一員として、必要なスキルを持っていることをアピールする絶好の手段です。LCIFはスペシャルオリンピックスとパートナーシップを結び、何かと見過ごされることも少なくない、こうした人々の社会参加を促進し、前向きな変化を起こすきっかけを作れる立場になったことを誇らしく思います。

直近の大会では、水泳、短距離走、卓球、バスケットボール、サッカー、スペシャルオリンピックス ユニファイドフットボール(知的障害のある人とない人がチームを組んで行うサッカー)の各競技が開催されました。ルーマニアのライオンズとレオたちは、競技への参加、食事や水の提供、スペシャルオリンピックスの出場者を対象とした視力検査などで大会をサポートします。

SO Romania image

ライオンズクエストとスペシャルオリンピックスの完璧な組み合わせ
先述の競技に携わっているスペシャルオリンピックスのコーチのうち何人かは、ライオンズクエストの昨年のワークショップに参加しました。そしてライオンズクエストの授業で教えようとしていることを、自らのコーチングに生かしています。ライオンズクエストは、証拠に基づいた、社会性と情動の学習(SEL)カリキュラムで、LCIFの代表的な青少年育成イニシアチブです。このプログラムは未就園児から高校3年生までの子どもたちを対象としており、学校とのつながりを強化する一方で、良い行い、いじめ対策、薬物やアルコールに対する意識の向上、人格形成教育、奉仕精神の学習を学ばせることを狙いとしています。ルーマニアのライオンズは、ライオンズクエストをルーマニア国内の学校で実施するための交付金をLCIFから受給しました。ライオンズクエストは、どんな子供も障害の有無にかかわらず学ぶことができる、包容力のある環境の実現を促進します。

今後の目標達成を後押し
ルーマニアのライオンズは、将来スペシャルオリンピックスのコーチ向けに特化した、ライオンズクエストのワークショップを計画したいと願っています。知的障害のある人々に関する社会的・感情面での啓発活動が、こうした人々を受け入れてひとつの社会を築く際の核心となるからです。ライオンズクエストの研修は、コーチたちが競技の指導にSEL戦略を反映させることを支援するものです。ゆくゆくはここから、人格形成教育やチーム作りを通じて人間関係を構築することを軸とした競技が誕生することでしょう。

「ライオンズクエスト・プログラムには、スペシャルオリンピックスの参加者の人生や行動を前向きに変える力があります。私は本当にそう信じています」と、ルーマニアのライオンズクエストの理事を務めるマリン・フロリンは話します。

こちら(lcif.org/BE100)から、 キャンペーン100が高齢者や障害者、女性、孤児、社会的・経済的弱者等、弱い立場にある人々や特別な支援を必要とする人々に、どのように支援プログラムを提供・実施しているかをご覧ください。

ジェイミー・コーニグスフェルドはライオンズクラブ国際財団(LCIF)のマーケティングコンテンツスペシャリストです。