私はフランシス・オーネン・セバビと言います。ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の視力ファースト交付金の恩恵を受けた者の一人です。LCIFとライオンズが私の人生をどのように変えたか、お話ししなければならないと思っています。
私の夢が叶おうとしています。
一般開業医の私は、臨床医学の大学院で学ぶことを生涯の夢にしていましたが、その夢は叶わないかもしれない、と思うようになっていました。しかしそれは、ウガンダ・ライオンズクラブとグール・メトロポリタン・ライオンズクラブから奨学金を受けるまでのことです。LCIFの資金提供によってウガンダで視力ファースト総合眼科医療事業が行われることになり、私は奨学金を受けて勉学に励めるようになったのです。誰にでも語るべきストーリーがあり、そのどれもが、分かち合う価値のある唯一無二のものです。そのことを、私は心から信じています。
LCIFとライオンズクラブからの願ってもない支援
しばらく前に、私はグール・メトロポリタン・ライオンズクラブに加わりました。他にも誘われていた多くの慈善団体の中から、このクラブを選んだのです。会員になってからヘレン・ケラーのことを知り、 その感動的なストーリーに心を動かされました。そして、私たちの社会には何人の「ヘレン・ケラー」がいるだろう、と想像するようになりました。角膜裂傷や目の感染症によって視力を脅かされている子どもたちは、私たちの生きている「ヘレン・ケラー」です。白内障によって視力を奪われてしまった高齢者は、現代の「ヘレン・ケラー」です。
視力を矯正する眼鏡を持たないために、学校に通ったり、勉強したりできない子どもたちはどうでしょう?あるいは、適切な眼科医療を受けることのできない、恵まれない人々は?彼らはすべて、現代の「ヘレン・ケラー」です。そこで私は、眼科の大学院に進もうと決意しました。
「ヘレン・ケラー」への奉仕を目指して
私は臨床医学の大学院に進みたいと意欲に燃えていましたが、学費を得ることは、その熱意の強さと同じくらい難しいことでした。そんな時、願ってもないことに、ライオンズからの資金援助が得られたのです。私が進学を希望していた大学院は全日制で、家から遠い所にありました。つまり、履修期間は職場を離れる必要があり、収入源が絶たれてしまいます。そのため、進学はとても難しいことだったのです。
入会申込書を提出してライオンズの仲間になることを認められると、すばらしいことが起こりました。ライオンズの奨学金に関する広告を目にしたのです。それは、アチョリ地方で眼科医療を提供する人材の育成を目的とするものでした。早速申し込み、面接を受けて、援助を受けられることになりました。私にとって、これは奇跡でした。眼科を専攻できることになったのです!私は厳しい課程に耐え抜き、必ず眼科医になろうと心に決めました。そうすれば、私の地域で「ヘレン・ケラー」に奉仕し、ニーズがあればどこであろうと、世界中のあらゆる「ヘレン・ケラー」に奉仕を届けるために貢献できるようになるのです。
入学してから今まで、ライオンズの支援は私が勉強を中断しなくてすむようにしてくれました。私に意欲と決意があったにしても、資金援助がなかったら、この課程を修了することはできなかったでしょう。
眼科医としての資格を得られるまで、あと一息です。少し前までは叶いそうもなかった私の夢が、ついに実現しようとしています。
ライオンズに対する感謝の気持ちは、言葉では言い表すことができません。彼らのおかげで、私は眼科学の医学修士になれるのです。私が受けた奨学金は、この世界で眼科医療を必要とする人々に利益をもたらすことになるでしょう。この奨学金を勝ち取ったのは、究極的には今日の「ヘレン・ケラー」に他なりません。
ライオンズの奉仕に力を与える国際財団
グール地域レファラル病院眼科は、LCIFの視力ファースト交付金を通して、ウガンダ北部のアチョイ地方の小さな眼科診療所から発展を遂げました。今では地域の眼科医療の拠点として、優れた治療・予防医療、研修、研究を提供しています。眼科医療の需要と受容は次第に拡大しており、ウガンダ、南スーダン、コンゴ共和国の全域で利用されています。視力ファーストの支援はこの眼科を、ビジョン2020のユニバーサル・アイヘルス戦略に沿った総合眼科医療を提供する国内最高級の眼科施設へと変えました。
LCIFは、各地域社会と世界中でインパクトを高める力をライオンズに与えている交付金提供機関です。LCIFに寄せられる資金の大部分は、ライオンズからの寄付によるものです。寄付はその100%が、LCIFの交付金とプログラムを通してライオンズの奉仕に充てられます。
#WeServe
ライオン・フランシス・オーネン・セバビ医師は、グール・メトロポリタン・ライオンズクラブの会員で、眼科の医学修士課程(MAK)の修了者です。