私たちは一連のブログを発信し続けることで、青少年を健全に育成するライオンズクラブ国際財団(LCIF)の世界的な取り組みについて紹介しています。心理社会的学習のグローバルリーダーであるLCIFのライオンズクエスト・プログラムは、青少年が学校での試練を乗り越え、ライフスキルを養えるよう支援しています。
ライオンズクエストは重要なスキルを養います。
「他者とのつながり、コミュニケーションのスキル、チーム作りのスキルは普遍的に必要不可欠であり、それらが青少年の健全育成へとつながります。ライオンズクエストはこうした重要なスキルを養います」と、日本の宮古ライオンズクラブの新山広明氏は述べています。
日本の最南端に位置する宮古市の生徒たちにとって幸いなことに、この島では学校関係者が5年にわたる計画に取り組んでいます。その目的は、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の主要青少年育成プログラム、ライオンズクエストを通してカリキュラムに心理社会的学習(SEL)を組み込むことです。ライオンズクエストでは、子どもたちがうまく感情をコントロールし、目標を達成し、健全な関係を築き、責任ある決定を下せるよう育てる教師の能力を高めることにより、生徒たちが自信を持って学校生活を送り、将来につなげるための貴重なスキルを身につけられるようにしています。
LCIFの交付金と地元ライオンズの支援によって、2018年にライオンズクエストの専門トレーナーがワークショップの提供を開始し、宮古島の幼稚園から中学校までの教師全600人がその対象となります。ライオンズクエストの「成長期への対応」および「思春期への対応」プログラムを導入する複数年にわたる取り組みが続けられ、すでに驚異的な成果が得られています。
少年期を乗り切ることは容易ではありません。子どもたちは、社会的・感情的・知的に発達していく中で家庭、学校、仲間との問題に直面し、打ちのめされてしまうことがあります。LCIFのライオンズクエストは、生徒たちに自信を身につけさせ、幸福で生産的な社会の一員へと成長する新しい機会を与えています。
青少年、社会、企業にもたらされるメリット
研究の結果、SELが学業成績を向上させ、身体の健康に役立ち、市民性を高め、雇用者から求められる人材に育て、生涯にわたる成功にとって不可欠であることがわかっています。SELはさらに、人間関係の破綻、対人暴力、薬物乱用のリスクも低下させます。つまり、東南アジア、そして世界に蔓延しているこうした問題を和らげているのです。
- 日本では、家庭の事情、友人との問題、いじめが生徒の不登校率の増加をもたらしています。
- 中国における対人スキルの不足は、リーダーシップ、コミュニケーション、自発性の不足とともに、職場に問題を突き付けています。
- 学業成績、仲間との関係、親との対立は、韓国の青少年の主なストレス要因となっています。
しかし、世界中の次世代のリーダーには希望があります。
- ライオンズクエストのような学校に良い雰囲気をもたらすプログラムによって、長期欠席やいじめが減少することが少なくありません。
- SELイニシアチブに1ドル投資するごとに、11ドルの投資収益があります。
- 世界的に有名なハーバード大学の調査により、ライオンズクエストの授業を受けている生徒は、学校の雰囲気が良くなり身体的にも心理的にも安全性が高まったと感じていることがわかりました。
LCIFとライオンズ:奉仕に資金を提供し、解決策をもたらす
世界中の青少年が、ライオンズクエストのようなSELプログラムの恩恵を受けています。これまでに、100を超える国と地域で、1,900万人以上の生徒と76万人以上の教育者がライオンズクエストの年齢別プログラムを利用しています。LCIFは、35年以上にわたる世界の青少年への取り組みを、以下を通じて誇りをもって続けていきます。
- ライオンズクエスト・プログラム交付金: プログラムを発展・拡大させる。最大15万ドル
- ライオンズクエスト・コミュニティパートナーシップ交付金: プログラムを開始・再開する。最大15万ドル
- ライオンズクエスト普及促進交付金: コミュニティにプログラムを紹介する。最大1,500ドル
- 地区及びクラブシェアリング交付金: 地区とクラブの事業に充当。交付額は案件により異なる。
ともに未来を創る
LCIFは、各地域社会と世界中でインパクトを高める力をライオンズに与えている交付金提供機関です。寄付金はその100%が、LCIFの交付金とプログラムを通してライオンズの奉仕に充てられます。
青少年支援は、LCIFと 「キャンペーン 100:LCIF 奉仕に力を」 が支援している重点分野の一つに過ぎません。キャンペーン100は、世界中のライオンズ、ライオンズクラブ、LCIFの友人たちからの寄付によってライオンズに力を与えています。集まった資金は、ライオンズが視力保護・青少年支援・災害援助・人道支援の分野で奉仕のインパクトを高め、糖尿病の世界的蔓延と闘い、拡大された重点分野である小児がん・食料支援・環境保全を大きく推進するために役立てられます。
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カリン・ラーナーは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)のシニアコミュニケーションスペシャリストです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。