植物(外来種)を除去することが優しさになる場合があります
思いやりを大切にするライオンズ
2020-2021年度「思いやりは大切なこと」奉仕アワード受賞者が発表されました。ライオンズである私たちは、「思いやり」を常に心がけています。ライオンズとレオは、「思いやりによって人は成長する」という考えのもと、地域社会や世界をよりよくする方法を常に模索し、奉仕活動を続けています。
若者を支援するために何かをする必要がありました
「思いやりは大切なこと」奉仕アワード(KMSA)は、グローバル重点分野の1つにおいて地域社会に良い影響を与えた革新的で創造的な奉仕事業を表彰するために創設されました。
受賞者のフィンランドのラハティ・アンクリ・ライオンズクラブは、仕事を求める若者のために、環境にも役立つ仕事を考え出しました。
土地を愛する
ライオンズは、人々に対してだけでなく、地球に対しても思いやりを示します。
コロナ禍では、フィンランドの若者が伝統的に行う夏休みの仕事も影響を受けました。ライオンズ・ラハティ・グリーンシティ・プロジェクトを主催したラハティ・アンクリ・ライオンズクラブのアン・バハラさんは、コロナ禍により、2020年の夏は多くの若者にとって夏休みの仕事の大半がなくなったと話します。
「コロナ禍で大きな打撃を受けた若者を支援するために何かをする必要がありました」。そこで、環境にも良い影響を与える支援のあり方を考えました。
クラブは、スペインのナメクジ(Arion vulgaris)、ルピナス(Lupinus polyphyllus)、ヒマラヤバルサム(Impatiens glanulifera)などの外来種を除去するライオンズ・ラハティ・グリーンシティ・プロジェクトに着手しました。
赤、白、ピンクの花を咲かせるヒマラヤバルサムは一見きれいであっても、密集して生育し、在来種の草や他の植物を駆逐してしまいます。
茶色や赤レンガ色で黒い触手を持つスペインのナメクジは、植物の葉や花、球根を食べます。また、急速に繁殖する可能性があり、生態系や他の在来種のナメクジに対する脅威となります。
ルピナスはもともと北アメリカ西部の山岳地帯に自生していた植物で、19世紀に観賞用としてフィンランドに持ち込まれました。大きくて鮮やかな色の花を特徴とするこの植物は、今や庭先以外でも繁殖し、地元の小さな植物や蝶や蛾の脅威となっています。
力を合わせて
フィンランド南部の約12万人の住民が暮らすラハティで行われたグリーンシティ・プロジェクトでは、公園や街路、河岸などの市内各所(17エーカー)で、152人のボランティアが2,254時間の外来種除去作業を行いました。
クラブは市の環境局と協力して、重点作業領域を決定しました。また、プロジェクトを監督するライオンズのために簡単な研修を行いました。
「外来種の除去予定地域すべてを下見しました」とバハラさんは言います。「こうすることで、監督を務めるライオンは、外来種を特定し、除去する場所や方法に関する知識を備えることができました」クラブは、用具、研修、保険などの諸費用に関して政府の助成を受けました。
このプロジェクトに参加した若者は作業を楽しみ、また少額の報酬と賞状を受け取りました。
「彼らは適格な指示や地域の環境のためになる機会を与えられたことに感謝していました」とバハラさんは言います。
思いやりの事例
すべての会則地域から受賞クラブが出ており、ライオンやレオであることがいかに有意義であるかを示しています。受賞者一覧をご覧ください。
アンマリー・マニオンは、フリーライターで、シカゴ・トリビューン紙の元記者。ライオンズの優れた業績を執筆中。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。