ウクライナの戦争が続く中、何千人もの難民がウクライナからアイスランドに避難してきました。「彼らはほとんど何も持っていませんでした」とルーベ・ヨーハンストティル元協議会議長(PCC)は言います。「みんな着の身着のままでケプラヴィーク国際空港に到着したのです」。ウクライナ難民を支援したいという強い思いに突き動かされ、アイスランドのガルザバイヤル・エイク・ライオンズクラブは支援計画を立ててライオンズクラブ国際財団(LCIF)の地区及びクラブシェアリング交付金(DCG)を申請しました。
シェアリング交付金を活用して、クラブは心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむウクライナからの子供たちのために芸術療法のワークショップを主催しました。「ほとんどの子供たちは戦争のせいで全てを置いてくるしかなく、何日も何週間も困難な状況の中で旅をしてきたのです」とヨーハンストティル元協議会議長は言います。
事業の主な目的は、故郷から逃げなければならなかったという苦痛やトラウマに子供たちが対処できるようにすることです。
6週間のワークショップには8歳から12歳の子供たち40人が出席しました。8450ドルのシェアリング交付金のおかげで、2人の芸術療法士がワークショップを進行し、子供たちが使うための画材やiPadなどの教育機器を購入し、アイスランドの農場への遠足に行くことができました。「ガルザバイヤル・エイク・ライオンズクラブの会員になって40年になりますが、今までで最も楽しく心のこもった奉仕事業でした」とヨーハンストティル元協議会議長は言います。
このような革新的なシェアリング交付金によって、人道支援活動ができ、ライオンズの思いやりに満ちた取り組みが広がります。
逆境にあるとき、世界中のライオンズが奉仕への呼びかけに応え、シェアリング交付金の助けを借りてコミュニティを力づけます。
手の届くところにある交付金
地区及びクラブシェアリング交付金 (DCG)の詳細をご覧いただき、どのようにしてこれらの交付金を皆さんの奉仕事業に活用できるかを確認してください。
この特別な交付金の機会をぜひご活用ください。シェアリング交付金申請の五つのステップを分かりやすく説明したアニメーション動画をご覧ください。
モーリーン・オーブラクタはライオンズクラブ国際財団のコピーライターです。