リプシタ・ゴーシュさんは意欲にあふれた9年生で、インドのコルカタにあるライオンズ・カルカッタ・グレーター・ヴィディヤ・マンディール・スクール(the Lions Calcutta Greater Vidya Mandir School)で芸術に情熱を注いでいます。ですが、以前は必ずしもそうではありませんでした。学校を基盤に目の健康を守るプログラム、サイト・フォー・キッズに出逢う以前、リプシタさんは学校で物がよく見えず困っていて、特に長時間黒板やパソコン画面を見ているときはひどい頭痛に悩まされていたのです。
母親のラキー・ゴーシュさんは、リプシタさんが学校に通い始めたころ、よく目に涙を浮かべて家に帰ってきたことを覚えています。ラキーさんは、きっと自分の娘は、夜なかなか眠れないので学校でずっと起きているのがつらいのだと思っていました。しかしある日、リプシタさんは学校から帰ると、画期的な解決策の話をしました。サイト・フォー・キッズの眼科医が、彼女には眼鏡が必要だと教えてくれたのです。この新しい知識とその眼科医の紹介により、ラキーさんとリプシタさんは眼科クリニックに出向き、そこで眼鏡を無償で受け取りました。眼鏡をかけると、リプシタさんの頭痛は止まり、すぐに涙も消えました。
それから数年後の今、リプシタさんはスケッチと水彩画に思う存分打ち込んでいます。ラキーさんは言います。「眼鏡が彼女の問題を解決してくれたのです。問題点を見つけてくれたサイト・フォー・キッズに感謝しています」
学校を基盤とする世界最大規模のアイヘルス・プログラム、サイト・フォー・キッズは、ライオンズと眼科医療専門家を動員して、貧しい家庭の子供たちが通う世界中の学校で包括的な眼科医療サービスを提供し、リプシタさんのような生徒に日々対応しています。
2002年にライオンズクラブ国際財団(LCIF)とジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンが共同設立したこのプログラムは、地域に必要なツールを与えることで全ての子供たちに平等で質の高い眼科医療を提供しています。眼科医とライオンズのボランティアは、まず学校で子どのたちに視力障害の検査を実施します。検査で眼病を患っている恐れのある子供が見つかった場合、その子は眼科医の診察を受け、眼鏡の提供などの治療が行われます。LCIFとジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンは、子供たちを不要な失明から救い、彼らが成長し、遊び、学べるよう協力して支援します。
リプシタさんのストーリーは、サイト・フォー・キッズが視力障害を特定し、合併症の併発を予防する仕組みを完ぺきに捉えているだけでなく、このプログラムが毎年300万人もの子供たちにもたらしている驚くべき変化も示しています。
「視力を守る人々」(Meet the Vision Champions)は、ジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンとの提携により運営しているサイト・フォー・キッズ・プログラムの20周年を記念し、このプログラムを推進している人々に焦点を当てる目的で継続中のシリーズです。
このブログは、LCIFマーケティング・チームの複数のメンバーによって執筆されています。
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