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ヌエボ・ミレニオ・ライオンズクラブが「思いやりは大切なこと」奉仕アワードを受賞

エレナ・マクナブ 2024 年 03 月 30 日

生徒たちが抱える貧血の問題について、ある教師から相談を受けたヌエボ・ミレニオ・ライオンズクラブは、子供たちの罹患率を下げるために行動を起こしました。貧血が飢餓と栄養失調の結果であることを踏まえ、ライオンズはこの病気について調査を行った上で、栄養のある食べ物を提供し、子供たちがバランスの取れた食事を維持できるようにしました。以下は、この事業とその影響に関するクラブの考えです。

Q:クラブでこの奉仕事業を企画した動機は何でしたか?地域できっかけとなるような具体的な出来事やニーズがありましたか?

A: 地域社会のニーズが私たちの動機でした。私たちの奉仕事業の目的は、極度の貧困に苦しむ人々、特に教育や医療へのアクセスが限られたシエリト・アズール・パイエの町の子供たちを支援することでした。「PRONOEI」(就学援助プログラム)を通じて、3歳未満の子供の約40人が貧血であることが分かりました。私たちの事業の目標の一つは、これらの子供たちが日々の食事のバランスを取れるよう、不可欠な食べ物を提供することでした。

Q:事業に直接参加したのは誰ですか?また、他のクラブ、組織、地域住民から、事業に対してどのような支援を受けましたか?

A: クラブの会員は、クラブ会長のリーダーシップのもと、北リマ教育管理ユニット(UGEL)、栄養士、およびPTAと協力してこの事業を実現しました。地域住民も食料を寄付し、配給を手伝い、子供たちに朝食を提供してくれました。

PRONOEIプログラム施設

PRONOEIプログラム施設

Q:地域社会のニーズを知り、奉仕事業でそれに対応できると気付いたのはいつでしたか?

A: PRONOEI団体のある教師から私たちのクラブにその必要性の訴えがあり、シエリト・アズール・パイエの40人の子供たちを支援してもらえないかと打診されました。同団体が地域社会について行った重要な調査で、3歳未満の児童が栄養失調で貧血に苦しんでいることが明らかになったからです。

Q:あなたのクラブでは、どのように事業を企画しましたか?ライオンズ・インターナショナルや外部の情報資料やリソースを利用しましたか?

A: クラブ会長、GSTコーディネーター、クラブの会員が奉仕事業を企画・実施しました。UGELとPRONOEIに連絡を取り、週に3回、子供たちに食料と健康的な朝食を配布するために協力しました。クラブの会員は、子供の両親と一緒に食べ物や朝食の配達を直接支援しました。また、事業の影響の範囲を理解するため、子供たちの様子を観察し、進捗状況を記録する作業も始めました。

Q:奉仕事業の成果はどんなものでしたか?地域社会にどのような影響を及ぼしましたか?この事業は、クラブが期待していた成果を達成しましたか?

A: はい、この事業はクラブが期待していた成果を達成しました。事業の前後に子どもたちの健康状態を調べた結果、98%の子供の健康状態が改善したことが分かりました。奉仕事業が提供しているバランスの取れた食料のおかげで、貧血状態を脱することができました。この奉仕事業は、地域住民、地元マスコミ、学校、教師の注目を集めました。また、各家庭には、地域社会の生活の質を向上させるためにライオンズクラブが行っている重要な取り組みについて知っていただく機会ともなりました。FacebookとWhatsAppで奉仕事業について発信し、クラブは地域社会だけでなく、この事業について知った他の人々にも認知されるようになりました。

2022~23年度「思いやりは大切なこと」奉仕アワード受賞者の詳細については、協会ウェブサイトをご覧ください。


エレナ・マクナブはライオンズ・インターナショナルのプログラム企画スペシャリストです。