イタリア・ミラノで開かれた今年のライオンズクラブ国際大会で、世界中から集ったライオンズが、アフリカを最新の会則地域として認める会則及び付則改正案に賛成票を投じ、承認しました。
アフリカの皆さん、おめでとうございます!
アフリカ初のライオンズクラブは、1953年にアルジェリアで結成されました。それから70年近く経った現在、アフリカ大陸のライオンズメンバーは3万人を超え、飢餓対策、視力保護、そして飲水などの自然資源へのアクセスを地域社会に与える環境プログラムなど、さまざまな奉仕活動に精力的に取り組んでいます。
ライオンズが奉仕の世界的ミッションを果たす上でアフリカの果たす役割は重要であり、今回新たに会則地域8が誕生したことは、アフリカのライオンズが協会全体に与えてきた貢献度の大きさを表すものです。
歴史を動かす
「偉大な当協会にとってまさに歴史的な日です」。ミラノ国際大会の最終総会で、ジュンヨル・チョイ国際会長は聴衆にこう告げました。「新しい会則地域『アフリカ』の誕生を祝う日です。この日を記念し、人道支援大賞の受賞者でノーベル賞受賞者のデニス・ムクウェゲ博士が、名誉会員になることに同意してくださいました。新会則地域で初めての名誉会員です!」
ムクウェゲ博士はライオンズに謝意を述べ、ともにアフリカのために尽くしていけることへの期待を示しました。「私たちの大陸には皆さんのサポートが必要です。アフリカは、皆さんを頼りにしています」。
高まる期待
アフリカ全土が会則地域成立で盛り上がっている、とザンビアのヘイスティングス・エリ・チティ元国際理事は語ります。「当地のライオンズにとっては悲願でした。アフリカは広大な大陸で、文化も経済状況も多様です。今回の決定で、今後の道筋が計画しやすくなるでしょう。アフリカの特殊な事情を一番良く分かっているのは私たち自身ですから」。
続けて次のように述べました。「ライオンズにおけるこの新しい地位を与えられたことで、私たちは大きな責任を感じています。奉仕に国境はありませんが、会則地域となった今、私たちは世界のライオンズやライオンズクラブ国際財団と協力する特権を享受し、それを通じてアフリカ大陸のためになる、そして協会の発展のためにもなる奉仕アクティビティに着手していくことになります」。
会則地域となったアフリカからは、2020年より、ライオンズクラブ国際理事会に地域を代表する理事も出されます。
モロッコから、エチオピア、南アフリカまで、ライオンズはよりパワフルで思いやりのある、より生き生きとした地域社会を立て上げ、この偉大な大陸の未来を形作っていきます。
新しい会則地域の成立、おめでとうございます!
マドレーン・ミラー(ABC)は、ライオンズクラブ国際協会の上級戦略広報スペシャリストです。