「過去8年にこの地方で見た中で最も破壊的な地震でした。この大災害で何千人もの生活が引き裂かれてしまったのです。」と、金沢菊水ライオンズクラブの片岡憲夫ライオンと杉本茂ゾーン・チェアパーソンは言います。2024年1月1日、石川県が位置する日本の能登半島を大規模な地震が襲いました。
今回のようなひどい災害によってもたらされる恐怖と混乱は筆舌に尽くしがたいものがあります。しかし、私たちは粘り強く力を合わせて再建します。このような悲劇的な出来事において、私たちを助けてくれたLCIFに本当に感謝しています。誰もが失ってしまったかにように思えた希望を彼らは取り戻しています。
地震のモーメントマグニチュードは7.5で、地震の深さは10キロメートル（6.2マイル）でした。そのため、大規模な破壊が生じたのです。245名の死亡が確認され、負傷者は1298人に昇りました。7万6千の家屋を含む、少なくとも8万9666棟の建物が被害を受け、多くの家族がその影響を受けました。数カ月もの間、避難所での生活を余儀なくされ、何千という家庭が断水の影響を受けました。
この記録的な災害は、日本では2016年の熊本地震に次ぐ死傷者を出した地震であり、石川県では少なくとも1885年以来最大の地震でした。多くの被災者が出ている様子を見て、ライオンズはすぐに行動しました。ライオンズクラブ国際財団（LCIF）は災害救援のため日本のライオンズに20万ドルを交付し、LCIF救援委員会が設立されました。
ライオンズはLCIFの交付金を使って被災家族の緊急ニーズに対応し、衛生用品や使い捨てカイロ、段ボールでできた簡易ベッド、水、無洗米、野菜ジュース、土嚢、口腔衛生用品、そしておむつを配布しました。しかし、救援物資を届けることは容易ではありませんでした。被災地に向かう道路は元々狭い上、倒壊した家屋のがれきによってさらに通りにくくなっていたため、ライオンズは苦心しました。交通に非常な困難が生じていたため、ラインズは8台の小型トラックを購入し、できるだけ多くの人々に物資を届けるようにしました。
これら必需品に加えて、交付金はライオンズが屋外で炊き出しをするためのテント購入にも使用され、温かい食事を提供し互いに支え合う場を提供しました。こうした心のこもった取り組みは、生活を破壊された被災者たちの間に平穏な感覚とつながりを取り戻すために行われました。「今回のようなひどい災害によってもたらされる恐怖と混乱は筆舌に尽くしがたいものがあります。しかし、私たちは粘り強く力を合わせて再建します。このような悲劇的な出来事において、私たちを助けてくれたLCIFに本当に感謝しています。失われてしまったと思えたような希望を取り戻しつつあります。」と、334-D地区の小出進地区ガバナーは言います。
非常に厳しい状況の中でも、ライオンズは希望をもって地域の災害復興を援助する決意を持っています。LCIFの災害援助交付金は、ライオンズがこのような大災害によって生じた混沌の先を見越してインパクトのある地域奉仕に集中することができるようにします。ライオンズに奉仕する唯一のグローバルな財団であるLCIFは、世界中からの寛大な寄付のおかげで様々な交付金の機会を提供し、災害援助の様々な段階において支援をすることができることを嬉しく思っています。
「災害が起きた際、ライオンズが真っ先に被害を受けた方々のニーズに対応しています」とブライアン・シーハン元国際会長は語ります。「ライオンズは地域で生活し、活動しています。そして今回の悲劇のずっと後にも地域社会を支援し、再建に関わりつづけていくことでしょう。LCIFは彼らの取り組みを支援できることを誇りに感じています。」
ハリケーン、洪水、火災、その他の重大な災害の被害を受けたコミュニティを援助するためにLCIFの災害援助交付金がどのように使われているか、詳細をごらんください。
シェルビー・ワシントンは、ライオンズクラブ国際財団（LCIF）のコンテンツスペシャリストです。
