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奉仕の基盤

飢餓に苦しむ人々に希望を届けるレオ

LCIFマーケティング 2023 年 11 月 17 日

飢餓には国境がありません。最も裕福な国であっても最も貧しい国であっても、何百万人もの人々が飢餓に苦しみ、健康と幸福が損なわれています。さらに、その影響が顕著に現れるのが子どもです。ユニセフ(UNICEF)によると、重度の急性栄養失調は世界の5歳未満の子どもの死因の20%を占めています。実際、子どもの生存という観点からすると、飢餓は最大級の脅威のひとつなのです。残念なことに、インド国内だけでも500万人以上の子どもがその影響を受けています。そして、レオはそのことに気づいていました。

飢餓という難題に国境はないけれど、レオにも国境はない

インドのレオは、この問題が子どもに深刻な影響を及ぼしている様子を目の当たりにし、自国から飢餓をなくすことに深い関心を寄せています。そこで彼らは、次に食事が取れるのはいつになるかと心配する子どもがいなくなる日が来ることを願い、困っている人々に食事や栄養補給ができるものを提供することで、この問題に向き合っています。たった1日でも食料不足の問題から解放される取り組みとして、インドのコルカタ在住の250人を超えるレオはライオンズクラブ国際財団(LCIF)レオ奉仕交付金として得た5,000ドルを活用し、コルカタのライオンズ・サファリ・パークで4,000個の弁当の手配 、包装、配布を行いました。

このプロジェクトに参加したレオライオンの1人、アクシット・バグラはクリスマスの日に食事を受け取った子どもの明るい笑顔が忘れられないと話します。3人の子どもを連れた、ある家族のことは特によく覚えています。一番年下の子どもはまだよちよち歩きの幼児で、食べ物の入った箱を開けた瞬間にぱっと顔が輝いたことが、バグラの心に響きました。彼と仲間のレオにとって、お腹を空かせたままの子どもをなくす日として、クリスマスは完璧なタイミングでした。

「困っている人々に寄り添いたいと感じたことと地域社会に貢献したいという強い気持ちによって、僕たちレオは一致団結することができました」と彼は振り返ります。

その日だけでもどうにか食事を提供したいという思いで、ひとつにまとまって奉仕に当たったレオの姿に刺激を受け、ライオンズもこの事業の支援に乗り出しました。ブライアン E.シーハン元国際会長やA.P.シン国際第二副会長を筆頭に、ライオンズのリーダーが何人もこのイベントに参加し、世界中のレオに自信を持って奉仕を行うよう呼びかけました。

コルカタのライオンズ・サファリ・パークで飢えに苦しむ人々に食料を配布するレオ

レオがライオンズの使命において重要な役割を果たしている姿は、奉仕に加わりたいという気持ちを呼び起こす原動力となり、次世代の新しいリーダーの育成にもつながっています。そのため、ライオンズはレオの取り組みを支援できることに感謝しています。この地域での食料配布事業はもちろん、その一例に過ぎません。レオは地域社会の問題を懸命に特定し、さまざまな問題に対して革新的な解決策を見出しています。幸いなことに、LCIFと提携することでレオは1,500~5,000ドルのレオ奉仕交付金を活用し、それぞれの地域で十分に対処できているとは言えない、さまざまな人道的ニーズに取り組むことができます。

こうした交付金は、ライオンズがレオを力づけ、レオが揺るぎない信念を抱くように導く手段のひとつです。奉仕の呼びかけに応えることで、私たちの世界が直面している、国境のない課題に対処できるという信念です。レオが奉仕に当たる姿を目の当たりにして、飢餓という難題に国境はないものの、レオにも国境がないことに改めて気づかされます。

世界中で飢餓を減らすライオンズとレオの活動の支援をLCIFがいかに行っているかの詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。食料支援交付金プログラム