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物がはっきり見える人を増やす活動を世界中で継続して20年

エリザベス・エドワーズ 2022 年 08 月 15 日
視力検査を行っている眼科医

5歳のブレイジーは、文字や物がよく見えなくてあまり区別がつかず、学校で苦労していました。そのため、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)とジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョンが共同で設立したサイト・フォー・キッズ(Sight For Kids)プログラムの支援で、ブレイジーに新品の眼鏡が贈られました。この眼鏡に慣れたブレイジーは、ようやく物がはっきりと見えるようになりました。

お互いに協力しながら、私たちは素晴らしい、力強いプログラムを作り、毎年何百万人もの子どもたちを支援しています。

ブレイジーの母親であるマリアさんは、経済的な理由で娘に目の治療を受けさせることができなかったため、サイト・フォー・キッズ・プログラムで提供された無料の視力検査と眼鏡は天の恵みだと言います。

ブレイジーは、学校を拠点とした世界最大の眼科医療プログラムであるサイト・フォー・キッズ・プログラムを通じて、この20年間に支援された世界中の4,200万人以上の子どもたちの一例に過ぎません。

LCIFとジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンは2002年に提携を結び、あるプログラムを共同で創設しました。そのプログラムは、全ての子どもたちに質の高い眼科医療を平等に提供する上で重要な役割を担うツールをコミュニティーに整備することを目指すものでした。

Girl holding a Sight for Kids sign低所得地域の学校や医療サービスが行き届いていない地域において、ライオンズのボランティアや眼科医療従事者を動員し、子どもたちの視力検査から眼鏡の提供、さらには特別な治療の提供まで、眼の健康のための包括的なサービスを提供するものです。

アジアおよびアフリカの各地の学校で教師向けの研修を行い、先生方が眼の健康のための教育、視力検査、目の疾患に関する一般的な検査を行えるようにする取り組みを展開しています。眼病を患っている恐れのある子どもが学校で見つかった場合、その子は眼科医の診察を受け、眼鏡の提供など必要な治療が行われます。

インド、ケニア、フィリピン、タイと世界各国で、そして最近では米国国内でも活動を展開し、毎年300万人以上の子どもたちがプログラムに参加しています。

Little boy wearing eyeglasses「お互いに協力しながら、私たちは素晴らしい、力強いプログラムを作り、毎年何百万人もの子どもたちを支援しています」と語るのは、ジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョン・カンパニー・グループのピーター・メンジウソ会長です。「私は、眼科医療に熱心に取り組んでいるライオンズに感謝しています。また、私たちがより多くの子どもたちを助けることができるように、眼科医療従事者、地域行政、そして地域住民とパートナーシップをうまく築いてくれているところが、本当に素晴らしいと思っています。これからもライオンズと力を合わせて、世界中で、人々の暮らしと地域社会に真のインパクトをもたらす取り組みを続けます」

サイト・フォー・キッズ・プログラムでは早期診断、介入、治療を支援しています。子どもたちへの教育を成功させ、将来の可能性を広げるためには、こうした活動が不可欠だからです。就学年齢に達しても眼科医療サービスを受けられない子どもたちは、学校で困難に直面し生活でも苦労し、最悪の場合は盲目になるという危険を抱えています。

眼科医のフレディ・サイモン医師は、このプログラムにおいて精力的に活動しているメンバーの一員として、治療を行っているインドの子どもたちから刺激を受けていると言います。

「私は成人も子どもも両方を診察しますが、子どもを診た後の方がより大きな充実感を得られます。それは子どもたちには将来があるからだと思うのです」と同医師は話します。「子どもの視力を回復させることで、その子の人生は変わります。私たちは、子どもたちの人生を手助けしているのです」。

サイモン医師のような眼科医、世界中のライオンズ、教師たち、ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン、LCIFの献身的な努力により、4200万人以上の子どもたちが、より良い未来を手に入れるチャンスを得ています。

「視力は特権ではありません。私たちのコミュニティーと世界中の子どもたち一人ひとりに与えられた権利です」と、2021~2022年度LCIF理事長 ジュンヨル・チョイは話します。「どの子どもも、成長し自分の目で世界をはっきりと見る機会を得るべきです。このプログラムが今後20年間に、さらにその後に、どのような影響を及ぼすことができるのかが楽しみでなりません」。

20年にわたる取り組みの成果

  • 世界中で視力検査を受けた生徒の数は4200万人以上
  • 活動の中で出会う生徒の数は年間300万人以上
  • 眼鏡の提供や特別な治療を受けた子どもの数は60万人以上
  • 眼の健康のための教育、視力検査、目の疾患に関する一般的な検査を行えるようになるための研修を受講した教師は20万人以上

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エリザベス・エドワーズは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)のコンテンツスペシャリストです。

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