最近の洪水やその他の災害で被災した地域社会を支援するため、災害援助資金にご協力ください。

ホーム The Lions Blog オーストラリアでLCIFの交付金を活用し命を救うがんスクリーニング検査を実施
奉仕の基盤

オーストラリアでLCIFの交付金を活用し命を救うがんスクリーニング検査を実施

アンドレア・スモール 2024 年 09 月 25 日

ララ・ライオンズクラブの会員が新しいライオンズのスクリーニング車両での無料の皮膚がんスクリーニング検査にオーストラリアの住民であるトリシュ・トシュを誘った時、彼女は「はい」と言ったことが後に彼女の命を救うことになったとは夢にも思いませんでした。

毎年、約2千人のオーストラリア人が皮膚がんで亡くなっており、3人に2人のオーストラリア人が70歳までに皮膚がんを発症しています。 ビクトリア州には皮膚がんをチェックする公的な資金がないため、201-V2地区のライオンズはLCIFのマッチング交付金を受け取って、移動式のがん検診機器を購入し、希望する人には誰でも無料のスクリーニング検査を提供できるようにしました。

トシュは言います。「私たちは皮膚がんの発症率の高い国に住んでいます。私の父も、肌の色が白く、小さな皮膚がんが沢山出来ていて、生涯を通して取り除き続けなければなりませんでした。ですので、今まで検査をしたことがなかったため、これは良い機会だと思いました。」

受益者と話し合うがんスクリーニング車両のスタッフ

トシュは、スクリーニング検査は専門的なスタッフや治療室のある、普通の診療所と何ら変わらない経験だったと話しています。「スクリーニング車両で働いていた女性たちは素晴らしく、非常にプロフェッショナルで、思いやりがあり知識が豊富でした」と、彼女は付け加えます。

15分間のスクリーニング検査で、スタッフはトシュの左前腕に小さな斑点を見つけ、「関心領域」と印をつけました。「私は『見た感じが良くない』と言われ、『形や見た目に何か変化があったら医師に相談してください』と言われました。」とトシュは言います。

数か月後、トシュによると、実にこの斑点の色が変わり始めたことに気が付いたため、彼女はスクリーニング検査で言われた通り医師に連絡をしました。すると、生体検査をする皮膚科医を紹介されました。

「私はこれががんかもしれないという事実に完全に無知だったことを認めなくてはなりません。あの小さな「こぶ」は、除去されるもので、取り除かれればそれで終わりだと思っていました。」とトシュは言います。「ですので、言うまでもなく、医師が電話でそれが実に悪性で、すぐに除去手術を受けなければならないとおっしゃったときには少しショックを受けました。

皮膚がんは、卑劣で、表面上は大したことがないように見えますが、気づかないうちに皮膚の下でタコの足のように成長していくのです。」とトシュは言います。彼女が取り除いてもらったのは表面に広がるメラノーマで、これは医師によると非常に早く成長するよくあるタイプの皮膚がんでした。

「ライオンズにはこのような奉仕をしてくれて感謝きれません。皮膚の検査をしてもらう機会がなかったら私の腕にあるこの小さなこぶについて何も考えなかったでしょうし、検査をせずに全く違う結果になっていただろうからです。」とトシュは言います。

トシュは機会があるごとに移動検査装置のことを人々に伝えています。そのたびに、その車両は次はどこに来てどうしたら検査を受けることができるのかと誰もが尋ねます。

現時点で9200人以上がこの機器で皮膚の検査を受け、3500人近くがスクリーニングの後にフォローアップ治療を紹介されました。そして、この事業のおかげで、41以上の命の危険のある病斑が見つかりました。

「非常に高い皮膚がん率のある国で、私たちはこのような車両がもっと必要です。なぜなら、このような車両は人々にすばらしい機会を提供してるからです。」とトシュは言い、「ライオンズの皆さん、ありがとうございます!あなたたちは素晴らしい方々です!」と付け加えます。

LCIFの交付金があなたの地域のニーズにどのようにして応えることができるかをより詳しく知るためにはlionsclubs.org/grantstoolkit をご覧ください。


アンドレア・スモールはライオンズクラブ国際財団の上級マーケティングおよびPRスペシャリストです。