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プレスリリースやメディアへの告知を使うべきか?

Shauna Schuda 2020 年 03 月 15 日

コミュニケーションツールの説明

広報のプロは、重要なニュースを報道機関に伝えるため様々なツールを用います。最も広く受け入れられているPRツールは、プレスリリースです。

プレスリリースとは、1~2ページの記述文で、報道価値のある情報を報道機関や対象者に伝えるものです。

プレスリリースは、導入、本文、締めといった明確な構造を持つ、記事形式の文体で書かれる場合が多く、広報担当者の言葉、組織のデータや背景情報なども含まれることがあります。

プレスリリースの多くは、以下の順序に従っています。

Infographic

ストーリーを報道してもらうための一番の近道は、プレスリリースを送付することであるというのが、組織にとっての通説となっています。広報担当者なら誰でも、以下のような話を聞いたことがあるはずです。

「一般公開イベントを開く予定なのですが、マスコミにも来てもらいたいのです。イベントついて伝えるプレスリリースを書き上げてもらえますか?」

「地元の報道機関がうちのイベントのエキスパートにインタビューをしてくれたら本当にいいと思うのですが、エキスパートの凄さを伝えるためのプレスリリースを作成してくれますか?」

「賞を贈呈するのですが、メディアにこの話を取り上げてもらえるよう、プレスリリースを書いてくれませんか?」

記者会見、インタビュー、その他報道価値のある行事に報道機関を招待したい場合、プレスリリースの代わりに、メディアへの告知をPRツールキットに加えることも検討しましょう。

メディアへの告知とは?

メディアへの告知とは、1ページの短い文書で、報道機関を誘うことを目的としたもので、イベントの開催日時や場所、駐車場の情報、イベントについての簡潔な説明など、重要な情報が一目でわかるような形で必ず含められています。基本的に、メディアへの告知とは、プレスリリースの冒頭に通常記載される、主要な情報を概説したものです。   

Infographic header

報道機関を招きたいイベントを主催する場合は、まずメディアへの告知を送付し、イベント終了後は、何が起こったかをさらに詳しく伝えるプレスリリースでフォローすることをお勧めします。PRツールキットを拡張して、プレスリリースとメディア告知の両方を加えることにより、報道機関にイベントに出席して取材をするよう働きかける上でより効果的でしょう。

メディアへの告知とプレスリリースの比較

メディアへの告知 プレスリリース
  • 報道機関をイベントに誘うために用いる。
  • 要点を端的にまとめたもの。
  • 1ページ以内。
  • 重要な情報と、誰が、何を、いつ、どこで、なぜといった質問の答えを含むもの。
     
  • ニュースとなる話題を詳細に伝えるために用いる。
  • 新聞で読む記事のように書かれる。
  • 1~2ページ以内。
  • イベントに詳しい人の発言や、事実・数字、詳細な背景情報などを含むもの。


イベントの1~2週間前に配信する。

対象:報道機関のみ


 


イベント当日もしくはイベント終了直後に、またはニュース発表として配信する。

対象:報道期間および一般大衆。

プレスリリースおよびメディアへの告知のテンプレートは、ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのリソースセンターでダウンロードできます。


シャウナ・シウダはライオンズクラブ国際協会のメディア広報上級スペシャリストです。