ライオンズクラブはすべて、何らかの形で地域社会を支援する奉仕事業に取り組んでいます。48,000を超えるクラブとその140万人の会員は、日々世界中で驚くべきことを行っているのです。
ライオンズは先頭に立って思いやりを実行に移しています。地域社会に奉仕することは私たちにとってごく当たり前であるため、その行為が本当に類まれなものであり、報道機関や一般の人々に伝達される必要があることを忘れがちです。
報道機関の仕事は、以下の特徴を備えたインパクトの強いニュースを提供することです。
- 新しい
- 時宜に適っている
- 心を動かす
- 面白い
- 地域に関連している
- 重要である
これらの特徴またはその組み合わせが、ストーリーを報道価値のあるものにします。
私たちの活動はすべて心を動かす、と主張することもできますが、事業の中には重要ではあっても、「報道価値がある」とまでは言えないものもあります。
報道価値の有無を判断するには、その活動がライオンズ以外の人々にとって興味深いか、または有益か、と自問してみることです。例えば、糖尿病の徴候を説明することや、ボランティア活動を奨励することなど、一般の人々にとって有益な特定のトピックに関する情報を、公共の報道機関を通して提供してはいかがでしょう。報道機関にプレスリリースを提供する場合には、実在の地域住民に個人的な体験を教えてもらい、心を動かすそのストーリーによって内容を肉付けすることも選択できます。それはクラブのプレスリリースに深みを与え、読み手にとっての意味を高めることへとつながります。
どの活動がユニークで、メディアの関心を引くかを見極めましょう。報道価値を認めてもらうには時宜に適っている必要があり、例えば次のような行事や活動であるべきです。
- 地域社会を改善する(公園、学校プログラムなど)。
- 一般の人々や他の地域団体が参加できる(資金獲得活動、眼鏡の収集など)。
- 一般の人々に奉仕する(視力検査/健康診断、薬物乱用防止教育など)。
地方紙を読み、テレビのニュース番組や地元ラジオ局の放送を視聴し、どのような活動が報道されやすいか、感触をつかむとよいでしょう。
ライオンズの事業に初期の企画段階から関わることで、PRに役立つかを判断してください。以下は報道価値のありそうなクラブ活動の例です。
- 目の不自由な人、身体の不自由な人、高齢者など、地域の特定の層を支援する奉仕事業。
- 青少年支援プログラム/ライオンズ国際平和ポスター・コンテスト/奨学金。
- 特別な資金獲得行事や大規模な寄付行為。
- ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の交付金事業やCOVID-19関連の救援活動。
- 祝祭日の行事。
- 新会員入会式(それが地域社会にもたらすメリットを説明)。
プレスリリースの案を練る時には、忘れてはならないことがあります。それは、ニュースの読み手は分かりやすい情報を求めているのであって、どこに価値があるのか頭を悩ませたいとは思っていない、ということです。次の単純な骨組みを役立てるとよいでしょう。
- 何が重要かを語る。
- それがなぜ重要なのかを語る。
- この重要な情報によって何ができるかを語る。
最後の段階は特に重要であり、私たちはこれを「行動への呼びかけ」と呼んでいます。例えば、特定の行事や奉仕事業への支援を人々に呼びかけることなどが、これに当たります。さらに効果的なのは、人々に入会の方法を伝えることで、クラブの奉仕事業のすべてに参加できるようにすることです。これ以上待たせることなく、彼らに行動を呼びかけましょう!
ライオンズクラブ・リソースセンターには、個々のクラブがCOVID-19の蔓延のさなかに安全に奉仕してきた方法を紹介する新しいテンプレートを含めて、出発点としてお役立ていただけるプレスリリースのテンプレートが数多く用意されています。ライオンズクラブ・リソースセンターを確認し、今すぐ報道価値のあるストーリーの発信に着手してください。
シャウナ・シウダはライオンズクラブ国際協会のメディア広報上級スペシャリストです。